お葬式

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はるが死んだ。

義母が12/23の夕方に、その日最後のご飯をあげたっきり、まだ姿を見せない、家の周りを何度となく見て回ったけどいない、とクリスマスの集まりで語った。

その日の結論は翌朝、つまり今日になっても姿がみえないのなら、市の保健所に連絡してそれらしい猫が捕獲されていないか、事故にあったと回収されていないか聞いてみよう、ということになった。

はるは義母の外猫だった。
とても賢い猫だった。
けっして家の周りから離れなかったし、他の猫と喧嘩するよりは引いて隠れる、そんな術をもっている猫だった。

今にして思えば、二週間前触った時に、ずいぶんと痩せているのが気になった。もう積雪もあったし、それなりに寒さも厳しくなってきていたのに、いつものような冬用のたっぷりした毛皮になっていなかった気がしたのだ。
「今年の冬も乗り切るためにたっぷりご飯もらって、ちゃんと太るんだよ」
とおしゃべりして帰宅した。

今朝、26日の朝、義母から電話があった。
昨日の3度ぐらいで太陽の出た天気のため、家の周りの雪が解けたため、はるが姿をみせたのであった。

はるの姿からするに、
23日にご飯をもらった後、いつものように玄関前から裏へ回って、バルコニーにあるねぐらへ行こうとしたのかもしれない。
ところが家の裏の角を曲がったところで、
心臓発作でもあったのか、
ぱったりと倒れてそのまま眼も開いたまま、死んでしまった。
その後真夜中から雪がたっぷりと降ったので、隠れてしまったのだろう。

私の家の庭に穴を掘った。
寒さも厳しいし、土は凍っているだろうと思ったのに、雪をよけたら土の匂いが漂って、とても簡単にスコップが土に入り込んだ。ミミズもいた。穴を掘りながらどうしても涙がこらえられずに眼が潤んでよく見えないのに穴を掘った。木の根っこも切って掘った。

はるを迎えに行った。
家族みんなで行った。

はるは体が濡れていて、でも頭はすっかりかわいてきていて、口元の毛が生きている様にフサフサして耳とひげがピンとしていた。
はるの体を箱に入れたら、はるのいた場所の芝は青々としていた。

長女が、
「体を温めてあげたら元に戻って動き出す?」
と聞いてきた。

庭の穴は、はるが体を伸ばしたまま死んだので、小さかった。
夫が掘り広げてくれて、はるの体を入れる時に、体がひっくり返って、芝についていた側面がみえた。すっかり毛が乾いていて、はるの美しいマーブル模様の体が輝いていた。

クロとタマをもらうとき、
はるも一緒に来て欲しかったけど、
外猫を家猫にするのは難しいともあちこちで読み聞きしたし、三匹は多すぎると夫の言うこともわかるから、はるは義母の外猫のままであった。

はるは私にクロとタマを授けてくれた。

クロとタマは私のカナダ生活の支えになってくれている。

タマのマーブル模様は、はるのもの。

外猫の寿命は内猫より遥かに短いときいた。
それでどうにか気を紛らわしたい。

クロとタマが8歳8ヶ月なので、はるは少なくとも9歳4ヶ月にはなっていたろう。
クロとタマたちを4月に産んでから、8月にまた三匹産んで、避妊手術をした。
雌であり、避妊手術をしたということで寿命は伸びた。
外猫の寿命は平均6歳前後らしい。
ということは、はるは外猫としては長生き組に入るのかな...

クロとタマが長生きしますように。

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ママと二匹

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私のクロ君とタマちゃん、こんな小さいときもあったのよねえ。
思いがけずなつかしい写真が出てきました。
6週間目あたりかな。
もう一匹のメス子猫が拉致された頃でしょう。
二匹しかいなくておっぱいいっぱい飲んでるから。
ハルちゃんは妊娠初期から義母にちゃんとご飯をもらっていたので、
栄養状態がよかったのね、
今じゃ二匹ともハルちゃんより一回りは大きくなったわ。
posted by はなの猫 at 02:16Comment(0)はる